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コラム『岡山日日新聞社に毎週月曜日掲載中』

長所は短所にも~「完全無欠な住宅」なし~

住宅会社が自社の建物の短所を指摘することはまずありません。

「黙して語らず」というところでしょう。長所は縷縷絮説(るるじょせつ)しますが、今現在、長所としているところが、この先、齟齬を生じる可能性もあります。

冷暖房の熱効率を高めるために高気密高断熱の家が考え出されましたが、その結果としてシックハウスやナミダダケの問題が発生したことは記憶に新しいことです。今はその対策として計画換気システムが導入されています。室内と外気を遮断した上で、室内に外気を取り込むという、まさしく矛盾撞着(むじゅんどうちゃく)です。

昔、大手住宅会社に勤めていた知人といろいろな工法について話す機会が最近ありました。それぞれの工法の長短を話しながら、「これが100%正しい家といえるものはない」との結論に達しました。

「良い家とは何だろうか」と悩むことが多いのは事実です。


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