現場日記
片岡 大です。
大工道具の一つ 木の表面を削って仕上げる「かんな」
その「かんな」で木を削った時に
副産物として出る「かんなくず」の厚みを
極限まで薄く削る事を競い合う大会
「削ろう会」の第41回大会が
4月12~13日と
大阪府交野市で開催されたので
仲間達と参加してきました。

もともとは参加者同士
(この会ではケズリストといいます)で
技術を競い合う場でしたが
SNSの影響からか最近では
ケズリスト同士の交流や
情報交換の場としての側面も
強くなっています。
また大工道具のかんなやのみ、
料理で使う包丁といった刃物を作る
日本の鍛冶屋さんの技術は
世界でもトップレベルで
世界中の木工を生業とする人たちや
料理人の方々が日本の刃物を買うために
わざわざ訪日したり、
インターネットを通じて取り寄せたりと
大人気です。

この日も外国人の方が沢山来られていて
競技に参加したり出店してあるにお店に
翻訳アプリを通じて色々質問をしたりと
会場は祭りの様な雰囲気でした。

一緒に参加したチームの仲間達。
残念ながら私は昨年の大会で肘を痛めたので
今回は競技には加わらず
チームのサポートメンバーとしての
参加でした。
がしかし
自分も大工の端くれとして
この材料を薄く削る技術は後の世代に伝えていきたい。
来年はお隣 兵庫県の三木市で行われるので
肘を治して必ず参加します!
「かんな削り」は大の大人を夢中にさせる
何かがあります!