ただの相談役 気まぐれブログ

営業
201211.12

こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。

大工の棟梁たちと話をしていると
彼らの多くが元請けの請負仕事から
独立して会社を作りたいと一度は考えたと聞く。

大抵の場合には
それは儚(はかな)い夢に終わっている。

彼らの願望を夢に終わらせた原因は
「営業」という言葉だ。

では「営業」とは何なのだろう。
ズッと「営業畑」を歩いてきた
私にもよくわからない。

私の知り合いに難波氏がいる。
私は「彼は営業の天才だ」と思っている。
彼は売る物が明確だったら何でも売るだろう。
今でも自販機年間設置件数では
全国の5本の指に入っている。
ところが地上げはできない。
家も売れないと思い込んでいる。
彼の場合、短期決戦型なのだ。

地上げと言えば坂東氏がいる。
マンション業者に指定された場所を地上げする。
何人もの地権者を
何年も懸けて説得して
土地を売らせる。
本人も持久戦には強いと言っている。
家を売る事に興味はない。
短期決戦型の営業は好きではない。

私は家を売っている。
ただし、家を売っているとは思っていない。
家を建てようと考えている人に合った
間取りを考えていると思っている。
難波氏のように単期決戦型の営業で
物を売ることははできない。
坂東氏のように長期持久戦型の営業で
地上げもできない。
なのに2人とも自分たちでは
「中井さんのようには家の営業はできない」と言う。

難波氏の営業、坂東氏の営業、私の営業を
それぞれが営業力を認めながらも
それぞれがそんな営業はできないと考えている。
当たり前のことなのだ。
それぞれの個性が違い
同化することなど出来ない。
だから売っている物も
自分ににあった物なのだ。

私は新見で工務店をしている
Y氏に言ったことがある。
「大工しかしたことのない君が
営業をしようとして無駄な事
嫌いな事に挑戦するくらいなら
営業をしなくてもお客さんが来る方法
を考える事に力を入れたほうが良い」

「営業」と聞いて身近の誰コレを
思い浮かべてるようでは
「営業」はできない。
「営業」とは
自分の売りたい物について
どのように考え
どのように取り組み
どのようにしていきたいかを
自分なりに表現し
それを如何に多くの他者に
知ってもらうかだ。

ひとつだけ「営業」に必要なものがある。
それは誠実さ。
自分にも他人にも誠実である事。
私が難波氏や坂東氏と
30年以上付き合ってこられたのは
何よりも2人が誠実な人柄だったからだ。

執筆者:中井勝人
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