ただの相談役 気まぐれブログ

黒いレトリバー
201301.27

こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店 ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

ご近所に「真っ黒のレトリバー」を
飼っておられる人がいるようだ。
時々、散歩途中のその犬を見かける。
長くフサフサとした黒い毛を
軽やかになびかせて歩く姿が
美しい犬だ。

今朝は珍しく出勤途中に
汐入川の土手道を
飼い主と歩く黒いくレトリバーを
遠くに見たが
その犬に会うと
「ヨハン・シュトラウス」が浮かび
『美しく青きドナウ』の旋律で
私の足取りまで軽やかになる。

ヨハン・シュトラウスが
黒い毛並みのレトリバーを連れて
訪米したことがある。
作曲家として有名で
人気者でもあった彼は
どこに行っても
熱烈な崇拝者に
囲まれたという。

今だったら取り囲んだ崇拝者に
携帯電話で肖像写真を撮られる事態だろうが
シュトラウスが活躍したのは19世紀後半だ。
その頃の崇拝者のしたことは
彼の髪の房を手に入れることだった。
そして、彼もまた全米を回りながら
欲しがる人には髪の房をあげていた。

アメリカを去る頃には
ヨハン・シュトラウスの頭は
坊主になっていたか?

黒い毛並みのレトリバーが
毛を刈り込まれたプードルのようになっていた。

遠くの黒のレトリバーが
プードルになったのを想像しながら
今朝の私は足取りも軽く
ニヤついて出勤して来ました。

執筆者:中井勝人
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