ただの相談役 気まぐれブログ

危機管理
201301.27

こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店 ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

「日本人とユダヤ人」
という本が
出版されたのは
私の二十歳の頃でした。

当時はイザヤ・ベンダサンという
ユダヤ人が書いたとされた
日本人とユダヤ人との
比較文化論的内容の本です。
大ベストセラーになりました。

発刊当時から
著者はユダヤ人ではなく
日本人だと言われていて
遠藤周作さんなどは
「トイレで日本人が思いついたペンネームだ」
と言っていました。

イザヤ・ベンダサン=いざや・便出さん

結局は出版元の
山本書店の店主
山本七平さんが著作者でした。

それから数年して
ダッカ日航機ハイジャック事件を
日本赤軍が起こし
当時の総理大臣・福田赳夫氏が
「一人の生命は地球より重い」と発言して
超法規的措置で
テロ行為などで
収監されていた犯罪者の釈放と
身代金・数百万ドルを支払いました。

当時の検事総長だった
私の友人の父
神谷尚男氏がこの超法規的措置に
断固反対されたのを覚えています。

日本政府は無事に
人質を救出ことはできましたが
日本は日本人さえ無事なら
他国がどのようになっても良いのかと非難され
テロ幇助国として
世界各国から軽蔑されました。

私がこのようなことを書いたのは
ダッカの日航機が
最終的に人質を解放したのが
アルジェリアの空港で
今回の人質事件が
アルジェリアで起こったことからの連想です。

今回の人質事件は
無辜の人たちが
10人も犠牲になり
痛ましい結果で
終わってしまいました。

この度の事件で
日本政府が出来る事は
何もなかった。
それなのにマスコミ、特にテレビは
連日、事件を報道し
何か、何処か
安倍政権の落ち度を
見つけようとしているように
見受けられました。

「日本人とユダヤ人」が
名著かどうかは分かりません。
しかし、その本に中の一章に
「日本人は水と安全はタダだと思っている」
と、あったことは
未だに強烈に覚えています。

水も安全もタダではない国の方が多い事
危機管理とは
危機が起こらないように管理する事で
危機が起こったときには
どうしようもないことのほうが多い事
それでもテロには毅然として屈しない事
などを日本国民も学んで来ていますよ。

いつまでマスコミは学ぼうとしないのでしょう。

執筆者:中井勝人
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