ただの相談役 気まぐれブログ

職人の世界
201302.04

こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

私は出入り業者・職人を原則的に
代えない方針でいます。

ユーリン・ホームの職人は
腕がよく人柄もよくて
プライドを持って仕事をする者を
選んでいるという自負があります。

家造りには多くの職人が携わります。

職人は他の職人の仕事ぶりを
よく観察しています。

職人の仕事の連携で
家が完成していく訳ですから
自分の前の職人の仕事の良し悪しには
細やかでシビヤーな判断を下します。

自分がどれほど良い腕があっても
前の職人の仕事内容が悪いと
腕がふるえないばかりか
悪い結果の責任まで問われてしまうからです。

例えばプラスターボードを貼る大工が
雑でビスの数が少なかったりしたら
クロス屋や左官は下地を
出来るだけ手直ししながら
施工をしていきますが
それだけ手間暇かけても
元が悪いとお引渡し後に
下地が暴れる事が有り
クロスの割れや漆喰・珪藻土のクラックが
出ることがまま有ります。
その責任を第一に問われるのは
クロス屋であり左官であるわけです。

だから、あまりにも悪い内容の仕事が続く時は
職人は元請に苦情を漏らします。
その代わり良い仕事をする職人のことは
大いに褒めます。
「あの職人の後は仕事がしやすい」
それが職人の職人に対する評価です。

腕の良い職人というのは
自分の仕事をキッチリとするだけではなく
次に入る職人のために
仕事のやりやすいようにしておくものです。

弱肉強食ではありませんが
自然淘汰の法則で
腕の良い職人を使っていると
腕の悪い職人は排除されていきます。

素人(しろうと)が考えている以上に
職人の世界は厳しいものなのです。

 

執筆者:中井勝人
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