ただの相談役 気まぐれブログ

クレーム産業
201303.20

こんにちは
「施主さんと想い出紡ぐ家造り」
倉敷の工務店ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマです。

イヌたちとの散歩を終え
展示場に来ました。
只今5時40分です。

今日は次女夫婦に招待され
播州塩田温泉に行ってきます。
温泉の湯にゆったりと浸かり
心身ともにリフレッシュして
帰ってきます。

住宅産業はクレーム産業だ
と言われています。
私も住宅業界に身を置いたとき
一番に言われた注意点でした。

しかし、そのように主張しているのは
業界内部の者たちで
一般の人たちが行っている訳ではありません。
実際に施主と会社が揉めているのは
よく見聞きしましたが
その原因はどちらかというと
(会社の対応が悪かった)
と思える事の方が大半だった。

住宅は現場で造り上げる物ですから
失敗は付き物です。

この度、見学会をさせて頂いたAさん邸でも
こまごまとした不首尾はありました。

見学会を催した当日に
千が見つけたコンセントの
高さの違いもその一つです。

「LDKのコンセントは天端の高さを
35センチで合わせておいて欲しい」
Aさんが希望を言われ
千も電気屋も現場で聞いていたのに
一つだけ天端が22センチのコンセントがあり
それを千が見つけました。

こんな時に元請がすることは
なぜこのようになったかという原因の究明と
同時に手間・暇・費用をかけてでも直す腹積もりと
施主さんへのお詫びとご説明です。
お詫びとご説明も直接お逢いしてのことなのです。

Aさんはお洒落な方ですから
コンセントの天端のコダワッテおられ
「直してくれ」と言われるかもしれないし
洒脱な方だから
「そのままでいいよ」と言われるかもしれない。

私は「いいよ」と言われる方だと思っていたが
それを決めるのはAさんであって
元請がお願いしたり強要したりすることではないのだ。

住宅会社は往々にしてこのような場合
知らない顔でやり過ごそうとして
お客さんに指摘されてから不首尾を認めても
「家は現場で造るものだから
これくらいのことは許容範囲内です」
というような態度で臨もうとします。
それがクレームになる原因なのです。

家造りには
クレームの種はたくさんありますが
クレームを育てているのは業者です。

家造りには
不首尾・不具合は付き物ですが
不首尾・不具合は認めて改めれば良いのです。

良い報告は電話で済ませても良いが
悪い報告は直接逢って話をすることです。

会社も人も何よりも潔さが大切ですよ。

それでは潔く温泉に行ってきます。

執筆者:中井勝人
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