ただの相談役 気まぐれブログ

桜花爛漫
201304.05

こんにちは
「家、こだわれば愛」
倉敷の工務店ユーリン・ホームの
ガマはガマでもワガママのガマです。

朝の散歩にフードも手袋も
いらなくなってきました。

祠に続く桜並木の桜も
まだ美しく咲き誇っています。

     世の中に たえて桜の なかりせば
               春の心は のどけからまし
                                   在原 業平

     花の色は うつりにけりな いたづらに
               わが身世にふる ながめせしまに
                                   小野 小町

     久かたの ひかりのどけき 春の日に
               しづこころなく 花の散るらむ
                                   紀 友則

どうして桜の和歌には「散る」ことを前提に
歌ったものが多いのでしょうかねぇ。

『業平』の和歌では
「桜の花がなければ
春はのどかだ」
とまで歌っていますもの。

桜の花が好きで
好きで堪らないから
散るのが惜しくて
いっそ桜がなければ
春の心は
もっとのどかに
居られるだろうに

そういった気持ちを込めた歌だ
とは思っているのですがねぇ・・・。

『友則』の「しづ心なく 花の散るらむ」も
のどかな日なのに桜の花が
しづかな気持ちで咲いていないで
どうして散っていくのだろう
という恨み節ですよ。

やはり日本人は桜が好きで
その散り際の鮮やかさを
惜しみながらも
愛でているのですね。

この間の水曜日(3日)
私も奥さんと
茶屋町発の下津井電鉄の後の
桜の遊歩道を歩いてきました。
平日で少し風の強い日でしたが
たくさんの人が
桜の花を見ながら
歩いておられました。

その時に思い浮かんだ和歌が
今日書いた三首です。

すっかり「花の色は うつりにけりな」の
わが奥さんと
「しづこころ」で散歩するのも
良いものでした。

 

執筆者:中井勝人
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