ただの相談役 気まぐれブログ

潔癖 
201511.23

35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマ。

今朝はタントの散歩の後の
2度寝で寝過ごしまして
起きたら7:45でした。

そのために風呂上りに
テレビを付けますと
モーニング・ショーに
ベトナムの観光客の
『爆食い』の様子が
流れておました。

中国人は『爆買い』ですが
食べるほうではベトナム人が
一番お金を使っているらしい。

しかも
ベトナム人は食べ放題が
ことのほか好きらしい。

そして やたらに
コショウやトウガラシをかけ
刺身にはライムの絞り汁を付け
魚醤も店に持ち込んで
使っていました。

ベトナムの魚醤はヌックマムといって
私も一度舐めてみましたが
トウガラシとニンニクが効きすぎて
私には馴染めない味でした。

このテレビを見て
日本は食文化でも
アジアの中で特異なのだと
考えてしまいました。

ベトナムの人は
自分たちで焼かしてもらい
神戸牛をウェルダンで
鉄板の色が赤く変わるくらい
香辛料をまぶしまくって
食べていました。

『葷酒山門に入るを許さず』
ではないですが
日本の食べ物に
ニンニクやトウガラシを
多用することはありません。

(淡泊んだなぁ・・・日本人は違うなぁ・・・)と
良い悪いといった意味ではなくて考えて
サミュエル・ハンチントン(国際政治学者)の事を
思い出していました。

①キリスト(西洋)文明
②中華文明
③日本文明
④イスラム文明
⑤ヒンドゥ文明
⑥スラブ(ロシア)文明
⑦ラテン・アメリカ文明
⑧アフリカ文明

ハンチントンは
『2世紀から5世紀において、中華文明から派生して成立した文明圏で、日本一国のみで成立する孤立文明』
と日本の文明を分析しています。

それに付随してですが
私の知っている限りでは
①②は去勢という行為も
一般的に許容していた文明でした。

②は宦官にして後宮の使用人にするため
①はカストラートにしてボーイ・ソプラノを保つため
男性の生殖器を切除するという
汚らわしい行為を許していた文明でした。

朝鮮半島までそうした文明が来ていて
日本だけが受け入れなかったということに
去勢という不自然な行為を
拒絶してきた日本人だからこそ
自然の素材を使い 
自然の風味を生かした料理が
生まれてきたと考えるのは
私の考えすぎなのでしょうか・・・。

日本人は 考え方も 行いも やはり 潔癖 です。

執筆者:中井勝人
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