ただの相談役 気まぐれブログ

葛飾北斎とシーボルト 
201610.23

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今朝10月23日(日)の読売新聞の13版・社会面に
西洋画6点北斎の作 オランダの博物館発表」』の記事。

hokusaisakui.jpg 日本に西洋医学を伝えた
ドイツ人医師、シーボルト
(1796~1866)が持ち帰り、
オランダのライデン国立民族学
博物館が所蔵する作者不明の
絵画6点について、同博物館の
マティ・フォラー・シニア研究員は
22日、「冨嶽三十六景」などの
作品で知られる江戸時代後期の
浮世絵師、葛飾北斎(1760~
1849)の作品と判明したと発表した。
いずれも落款はなく、遠近法や
明暗法が使われており、こうした
西洋技法を用いた北斎の肉筆風景画
の発見は初めてという。

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この記事を見て思わず思い出し笑いを漏らしてしまいました。

シーボルトは葛飾北斎に2巻の絵を
150金で注文したと言います。

ところが
北斎が絵を仕上げて持参すると
「75金にして欲しい」と
シーボルトは値切ります。

「最初から75金と言われたら
それなりの材料で絵を画くのに
描いてから値切られるのは嫌だ」

北斎は腹を立てます。

「それなら1巻だけ買う」

シーボルトの言葉にも
北斎は耳を貸さずに
帰ってしまいました。

「この絵は他では売れないのに
半値でも売らないと貧乏が続く」

奥さんはこぼしました。

「貧乏するのは分かっているし
金も欲しいけれど
この絵を半値で打ったら
外国人に
日本人は人を見て
値段を変えるとおもわれる」

北斎は譲らなかったと言います。

葛飾北斎の芸術家としてのプライドです。

北斎に影響を受けた画家としては
ゴッホ・セザンヌ・ドガなどが有名ですが
彼らも
その実力と芸術性の高さと矜持とに
心を揺さぶられたから
北斎に心服したのでしょう。

この度発見された絵は
そのときの2巻ではないでしょうが
シーボルトは葛飾北斎の作品の
収集家だったようです。

そんなことを思い出させてくれた記事でした。

執筆者:中井勝人
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