ただの相談役 気まぐれブログ

蚊遣火のフーフー
201706.07

オンリー・ワンの家造り 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

この2~3日
ため息をつくことが多く
奥さんから
「フーフー言わんの・・・幸せが逃げるよ・・・」と
注意されることが多い私です。

その奥さんは庭先で寝る柴犬のアズキが
蚊に喰われては可哀想だと
毎夕
犬小屋の庇に蚊取線香を
ぶら提げてやっています。

その蚊取線香の渦巻きですが
倉でとぐろを巻く蛇を見た女性が
考え付いたと読んだことがあります。

それまではセイゼイ小一時間くらいだったのが
渦巻型にすることによって7時間も燻ぶり続け
ちょうど睡眠時間に合うようになったといいます。

燻ぶり続けるといいますと
明治になって
除虫菊から作る蚊取線香ができて
蚊を防ぐようになるまでは
ヨモギやスギの葉をおむすびのように丸め
下から火をつけて
フーフーと息を吹きかけ煙をくすべ
蚊を寄せ付けないようにしていました。

これが蚊遣火(かやりび)です。

蚊遣火はこのフーフーがため息に似ているので
心の中で燻るだけの「忍ぶ恋」を暗示する言葉となっています。

        夏なれば 宿にふすぶる 蚊遣火の
               いつまで我が身 下もえをせむ   (古今和歌集・読み人知らず)

最近の私のフーフーは蚊遣火のフーフーとは全く趣が異なります。

蚊遣火のフーフーのような思いは
いつ頃のことだったでしょうかねぇ~。

執筆者:中井勝人
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