ただの相談役 気まぐれブログ

「〇子さんお名前盛衰記」で思ったこと
201803.08

アナタの隣りの工務店、倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

今日は
「日本人のおなまえっ!①」を読んで思ったことです。

女の子の名前の中に
「子」の付く名前の割合が80%越えで
ピークを迎えたのは1945年だそうです。

敗戦の年です。

上流階級では明治の中期で
〇子さんが90%以上だったそうですから
これも敗戦による民主化傾向の
一部だったのかもしれません。

女流歌人の与謝野晶子も
津田塾大学創設者の津田梅子も
与謝野さんは「志よう(しょう)」で
梅田さんは「むめ」が本名だったそうで
少しびっくりです。

私が愛し慈しんでいる「和子さん」は
1927年(昭和2年)にベストテンのトップに輝き
以来13年間連続トップ
通算23回トップの栄誉の輝いていたそうです。

私が始めてうちの奥さんに会った時に
瞬間的に名前を言い当てたのは
私の「和子さん」という名前への愛と
「和子さん」のこの実績があったからです。

私がこの本で『日本人らしいな』と思った箇所は
「美智子さん」という名前が
1959年(昭和34年)のご成婚の年に
ベストテンの第4位にランクインしたのに
翌年からは圏外になったというところです。

「美智子さん」が皇太子妃殿下になられて
『不敬』という気持ちが日本人の心の隅に
芽生えたのではないでしょうかね。

イギリスのエリザベス女王の曾孫の
シャーロット王女の名前を
高崎山の子猿に付けた時の
日本での『不敬騒動』が
世界中で報道されたのを
思い出しました。

欧米では人の名前の種類が少なくて
『不敬』だと言って不使用名を作ると
名前がなくなってしまいますからね・・・。

エリス・エリーゼ・エルサ・リサ・リーザ・リズ・べス
・べッツィー・べティー・べッシー・エリー・リリー・リジー

エリザベス女王の名前が使えないと
これだけの人々の名前がなくなってしまいます。

自由自在 変幻無碍

それが日本人の名前の付け方なのですね。

執筆者:中井勝人
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