ただの相談役 気まぐれブログ

ラグビーとサッカー
201910.26

アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

10月24日(木)読売新聞14面の解説は
「ラグビーの世界史 楕円球をめぐる二百年」
著者の英国の歴史家トニー・コリンズ氏の
インタビュー記事だった。

 「ラグビーは20世紀初め、軍人魂と結びつきます。
大英帝国は第一次大戦をラグビー精神で戦ったとも
言える。多くのラグビー選手が志願し、戦場で帝国
のために犠牲になったことも、他の競技に優越する
と考える理由の一つです」
 「サッカーは平和と見なされた。第一次大戦時、
敵同士の英軍と独軍の兵士がクリスマス休戦の日に
欧州の西部戦線の中間地帯でサッカーをしたのです。
その結果、人々を結びつける競技と受けとめられます。
サッカー人気が高じ、グローバル競技へ成長した一因
です」

コリンズ氏は同じ
フットボールなのに
ラグビーがサッカーのように
全世界に浸透していない要因を
話していた。

もともとイギリスでの競技人口は
サッカーが8割でラグビーが2割
だと聞いている。

イギリスは階級社会。

話し言葉の発音からして違う。

映画「マイ・フェア・レディ」で
オードリー・ヘップバーンの演じる
下層階級の下町娘は
「a」を「エイ」と言えずに
「ア」と発音していた。

スペイン(Spain) はスパイン
レイン (rain) はライン

大英帝国の流刑地だったオーストラリアでは
今でも同じような発音をしている。

ウォーター(water) はワタ
ワン・ディ(one day) ワン・ダイ

ラグビーは「紳士のする野蛮人のスポーツ」
サッカーは「野蛮人のする紳士のスポーツ」

試合後に酔っ払って
乱暴狼藉を働くフーリガンが
ラグビーには少なく
サッカーに多いのも
階級差によるの不平不満の差だという。

戦争になれば一番に
志願しなければならないのが
英国の上流階級だ。

大航海時代には船上で
いつフーリガンに変貌するか分からない
庶民階級出身の水兵を
将校として腕っぷしで
押えなければならなかった。

日頃からラグビーのような格闘技で
思考と行動を心身ともに鍛え上げておかないと
御すことはできない。

ラグビーはそれぞれの国家の持つ
階級差が強く表れるスポーツなのだ。

このようなことを考えると
ラグビーw杯で日本代表が
ラグビー伝統国の
アイルランド代表・スコットランド代表
に勝利した偉業が分かる。

今日は17:00から
イングランド代表vsニュージーランド代表戦だ。

執筆者:中井勝人
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