ただの相談役 気まぐれブログ

『スカーレット』は『火色』
202003.08

アナタの隣りの工務店
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

朝 台所で新聞を読みながらコーヒーを飲んでいると
隣りの居間からNHKの連続テレビ小説「スカーレット」の
主題歌が音声高く流れてくる。

   涙が降れば きっと消えてしまう
   揺らぐ残り火 どうかここにいて~♬~♬~

そのメロディと歌詞が何となく姦(かしま)しい。

番組が始まると女性主人公の関西弁と声のトーンが
これまた姦しい。

それで私は番組を見てもいないのに
スカーレット」というタイトルは
風と友の去りぬ」の女性主人公の
スカ―レット・オハラに因み
気の強く事業欲溢れる女性が戦後
男に伍して事業を立ち上げていく
そんな物語なのだと思い込んでいた。

先日NHKの「ブラタモリ」の信楽編を見た。

信楽焼の女性説明者が赤く焼けた陶器の壺を指差し
「これが『スカーレット』ですね」と話した時に
画面の下に『火色』とテロップが流れた。

私の頭の中では
スカーレット』の和訳は『緋色』に結びついていたが
緋色』=『火色』にまで発想が飛んでなかったので
『あゝなるほど…』と初めて『スカーレット』の意味が分かった。

そういうと備前焼でも『(たすき)』という言いまわして
赤い文様を『赤襷』『緋襷』『火襷』などと表現していたのを
思い出していたが『スカーレット』が『火色』には感動した。

執筆者:中井勝人
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