ただの相談役 気まぐれブログ

屁をひっておかしくも無し独り者
202007.31

オンリーワンの家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日の午前1時過ぎに
事務所でブログを書いて
帰宅すると 奥さんが
玄関の引き戸を開けて
萎れた月下美人の花の前で
腰を屈めていた。

2020sibonngahana07.jpg

「何しよん…こんな夜中に?」

「花がもう一度咲かんかなと思もて…」

ひと夜花やって言うたろうが…」

「それでも…
この花は種類が違ごうて
咲くかもしれんが…」

「違わん…違わん…」

この場合の奥さんは
探求心が強い
というより
猜疑心が強い
というのだろう。

変わったところのある嫁だ
と一緒になって40年を迎え
再確認をした昨晩だった。

変わったところと言えば
昨日の朝風呂後に
ソファーに座って
扇風機にあたっていると
奥さんが冷やしたモモを
持って来てくれ
自分も隣に座って
食べようとした。

その時運悪く
私の腹がグルグルと鳴り
尻から空気が音もなく
スーと漏れた。

すると奥さんが
皿に近付けた顔を
上下に揺らしクックックッと
声を忍ばせて笑い始めた。

「オマエ…何がそんなに嬉しいん?」

しばらく様子を見ていたが
私は不思議になって尋ねた。

「だって…
あゝ美味しそうなモモ
ええ香りじゃろうなって
鼻を近づけていったら
臭そうなったんじゃもん…
きれいなモモが目の前で
急にウンコ臭そうなるって
初めての事じゃもん…
びっくりして
笑ってしまうじゃん」

奥さんはその後も
クックッと笑い続け
私もつられて笑い始めた。

いにしえの川柳子に曰
屁をひっておかしくも無し独り者

40年
連れ添ってきた甲斐があった
というものだ。

それでは皆さん
Buying from an artisan.
See you later.

執筆者:中井勝人
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