ただの相談役 気まぐれブログ

しょわせ餅としょわせパン
202111.08

あなたのための家づくり
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

正月を迎えるたびに
一つ年齢を重ねていく
数え年の昔から
初誕生だけは満年齢で
祝ったという。

乳児死亡率の高かった昔は
初誕生には友人や親戚が集い
祝い膳を支度して
無事に育ったことを祝った。

祝いには誕生餅を用意した。

一升の餅米でついた餅を
風呂敷に包んで
背負わせた事から
しょわせ餅といった。

初誕生の前に歩き出すと
早くに家を出てしまうから
といって
わざと転ばせもした。

昨日は片岡の新居で
お母さんの準備した餅を
カズトに背負わせた。

物差し・筆・算盤・ボール・楽器
などの道具を並べて
カズトに向く将来を選ばせた。

カズトが一番に手を掛けたのは
ボールだった。

初誕生の前に
歩き始めているカズトは
一升餅の風呂敷を背負っても
立とうとしては
重みに耐えかねて
何度も転んだ。

「カズト君‥‥泥棒みたい」

カズトが
道具類を置いたところに行けず
風呂敷を背負って転ぶ姿を見て
ヒロトが笑って言った。

「もう餅を取ったれよ」
と言いながら
ヒロトの感想には
『参ったなぁ~』だった。

最近では
一升の餅粉を練って焼く
しょわせパンもあるという。

次女夫婦が用意してくれ
それもカズトに背負わせた。

パンには名前が書いてあり
風呂敷に包むと
面白みがないので
紐で背負わせようとしたが
なかなか難しかった。

次女の手作りの
バースデーケーキの
ハート型のロウソクに火をつけて
写真を撮ろうとした瞬間
火がスッと消え去った。

「すごいのぅ~カズト
上手に火を消したのぅ~」

私が感心をして褒めそやすと
抱いていたチヒロが言った。

「ワタシが吹きました」

次女の婿のユウヤが
昨日もワッフルをくれた。

いつも気遣いをありがとう。

玄関の下駄箱の上に置いた
舌さんの河童さん一家を見て
電気屋のマツコさんが
「可愛い‥‥」と
嬉しいことを言ってくれた。

座っているのは女の子で
チョン子という名にした。

執筆者:中井勝人
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