ただの相談役 気まぐれブログ
斑(ブチ)猫
202202.22
大切で大事な家の診療所
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
![](https://www.yu-rin-home.com/cms/wp-content/uploads/2022/02/220221yaneneko.jpg)
まっくろけの猫が二疋、
なやましいよるの屋根のうえで、
ぴんとたてた尻尾のさきから、
糸のようなみかづきがかすんでゐる。
『おわあ、こんばんは』
『おわあ、こんばんわ』
『おぎゃあ、おぎゃあ、おぎゃあ』
『おわああ、ここの家の主人は病気です』
朔太郎いうところの
黒猫ではなかったが
白黒と白茶の斑(ブチ)猫が二疋
隣家の平屋の屋根で
二昼夜鳴き続けていた。
その声の
『みゃあご みゃあご』と
うるさくなやましさに
隣りの二階屋の主人は
病気になりそうだった。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 220221toppusu.jpg](https://www.yu-rin-home.com/cms/wp-content/uploads/2022/02/220221toppusu.jpg)
昨日は午前中 奥さんと
『ゆめタウン』に食料品などの
一週間分の買い出しに出かけた。
「これ買ってもいい?」
珍しく奥さんの方から
ねだってきた。
しっかりと裏地の入った
トップスだ。
温かそうだった。
![画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: 220221asitann.jpg](https://www.yu-rin-home.com/cms/wp-content/uploads/2022/02/220221asitann.jpg)
帰宅すると
何時になく神妙な表情で
タントが足元から離れなかった。
こんな時は留守中に
タントは何か悪さを
していることが多い。
『わんわおお
ここの家の主人は疑い深いです』
執筆者:中井勝人