ただの相談役 気まぐれブログ

孫と花見
202304.02

一棟一棟手 仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

「ヒロトとカズトの面倒見てほしい」

奧さんは以前から
チヒロの言われていたらしい。

奧さんはその時から
土曜時には
孫を花見に連れて行こうと
考えていたそうな。

昨日 奧さんは
朝早くから弁当を作っていた。

いつもはのんびりとしているのに
珍しく孫が来る前に
私の準備を急かした。

孫の面倒を一人では見られないと
私に手助けを頼んできた。

行先は高崎のファーマーズだった。

今どきの幼児は
余り飢えていないようだ。

奧さんが丹精を込めた花見弁当
あまり喜ばなかった。

カズトは枝豆しか食べない。

ヒロトは遊具がないのが不服で
奧さん唐揚げを不味そうに食べていた。

本まで買って作ったおにぎりには
手も出さなかった。

私には久しぶりの奧さんの手料理で
この上なく美味しい弁当だった。

奧さんはそれでも
花見を楽しもうとしていた。

二人の孫のアップ写真を撮ろうと
寝そべったもした。

結局 ファーマーズからは
弁当を食べただけで帰ってきた。

家に帰るとヒロトが
「これから遊具にある所へ
連れて行った欲しい」と
ダイゴとヒロトにごね始めた。

「お爺ちゃんとお婆ちゃんに
連れて行ってもらったが‥‥」

婿のダイゴが言った。

「行きたくもないのに
行かされただけじゃが‥‥」

ヒロトが答えた。

「そんなことを言ったら
一緒に行ってくれた
お爺ちゃんとお婆ちゃんに
悪かろうが‥‥」

チヒロがヒロトに意見をした。

「ヒロトの言う通りじゃ‥‥
お爺ちゃんもヒロトと
行きたくもないのに
行かされただけじゃもんなぁ~
ヒロトと一緒じゃ」

私はヒロトの表情を見ながら続けた。

「それでもなぁ~
お婆ちゃんは一所懸命
ヒロトとカズトのために
朝早くからお弁当を
作ってくれたんで‥‥
自分が行きたいとか
行きたくなかったとかとは
ちょっと違いはせんかのぉ~」

後はヒロトの感受性の問題だ。

私は午後からは
2階の趣味部屋とプレハブ小屋の
全てのハンギングを
シダの路地裏に運び出した。

シダの路地裏は完成形となった。

終わったのは4時半であった。

重労働だった。。

執筆者:中井勝人
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