ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟手 仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
「ヒロトとカズトの面倒見てほしい」
奧さんは以前から
チヒロの言われていたらしい。
奧さんはその時から
土曜時には
孫を花見に連れて行こうと
考えていたそうな。
昨日 奧さんは
朝早くから弁当を作っていた。
いつもはのんびりとしているのに
珍しく孫が来る前に
私の準備を急かした。
孫の面倒を一人では見られないと
私に手助けを頼んできた。
行先は高崎のファーマーズだった。
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今どきの幼児は
余り飢えていないようだ。
奧さんが丹精を込めた花見弁当を
あまり喜ばなかった。
カズトは枝豆しか食べない。
ヒロトは遊具がないのが不服で
奧さん唐揚げを不味そうに食べていた。
本まで買って作ったおにぎりには
手も出さなかった。
私には久しぶりの奧さんの手料理で
この上なく美味しい弁当だった。
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奧さんはそれでも
花見を楽しもうとしていた。
二人の孫のアップ写真を撮ろうと
寝そべったもした。
結局 ファーマーズからは
弁当を食べただけで帰ってきた。
家に帰るとヒロトが
「これから遊具にある所へ
連れて行った欲しい」と
ダイゴとヒロトにごね始めた。
「お爺ちゃんとお婆ちゃんに
連れて行ってもらったが‥‥」
婿のダイゴが言った。
「行きたくもないのに
行かされただけじゃが‥‥」
ヒロトが答えた。
「そんなことを言ったら
一緒に行ってくれた
お爺ちゃんとお婆ちゃんに
悪かろうが‥‥」
チヒロがヒロトに意見をした。
「ヒロトの言う通りじゃ‥‥
お爺ちゃんもヒロトと
行きたくもないのに
行かされただけじゃもんなぁ~
ヒロトと一緒じゃ」
私はヒロトの表情を見ながら続けた。
「それでもなぁ~
お婆ちゃんは一所懸命
ヒロトとカズトのために
朝早くからお弁当を
作ってくれたんで‥‥
自分が行きたいとか
行きたくなかったとかとは
ちょっと違いはせんかのぉ~」
後はヒロトの感受性の問題だ。
私は午後からは
2階の趣味部屋とプレハブ小屋の
全てのハンギングを
シダの路地裏に運び出した。
シダの路地裏は完成形となった。
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終わったのは4時半であった。
重労働だった。。