ただの相談役 気まぐれブログ

ビカクシダの喜怒哀楽の日
202306.04

一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

一昨日は日中が雨だったので晴耕雨読。

一日のほとんどを家の中で過ごした。

昨日はその反動で
日の出と共にシダの路地裏に行き
ビカクシダを一つ一つ見ていった。

数日前に警戒しなければと思い
3日前に駆除剤を敷き詰めるように
播いたのに
エレファントテイスの新芽の先にいた。

ナメクジだ。

もう少し太陽が昇っていたら
貯水葉の裏かミズゴケの中に
隠れていたかもしれない。

指先で掬い取り靴で踏みつぶしておいた。

右の貯水葉が炭化したように枯れ
左の貯水葉が一向に成長しない
スパーバムのハンギングが一つあった。

成長点も茶色くて『ダメかな?』と
何度も諦めかけていた。

4日前にその成長点に
懐中電灯の光を当てると
茶色の毛の奥が
ほのかにかすかに緑っぽく見えた。

昨日の雨上がりの朝
一番に見に行った。

成長点に新芽が出ていた。

『やったなぁ~』

心の中で
私の中の諦めの悪い同僚に
笑顔で語り掛けていた。

シダの路地裏から展示コーナーに行き
ビカクシダの様子を見た。

一個ぐらいは有ってもが良かろうと
一昨年の春に板から鉢に移したスパーバムがあった。

『鉢植えは板付より成長が速いな』
とは感じていた。

『後の貯水葉が何であんなに
倒れ込んでいるんだ?』

昨日
鉢をクルリと半回転してみた。

貯水葉と思っていたのは
胞子葉だった。

スパーバムがこんなに早く
胞子葉を伸ばすとは想定外だった。

5月の初めに清光園芸で買っておいた
クリアーカップに入る小さな鉢を
どこに置いたのか忘れてしまっていた。

3日前にナメクジの駆除剤をさがしていて
薬品箱の片隅で見つけた。

昨日はその鉢とジフィーセブンとで
苗床をつくり
スパーバムの小苗の鉢植えを作った。

2022年6月10日に胞子を播き
2023年2月7日にスぺ―シングしていた小苗だ

昨日は6月3日だったから
ほゞ1年経過してのこの大きさなのだ。

私はどうも胞子体を成長させるのが
うまくないようだ。

昨日は奥さんを12時に
柳井原の五体堂に
施術を受けるために連れて行った。

施術を見ている時に携帯電話が鳴った。

お客さんがシダの路地裏庵にいるそうな。

「ビカクシダを見てもイイですか?」

「どうぞ‥‥どうぞ‥‥
お好きなだけ見てやって下さい」

昨日はビカクシダの喜怒哀楽の日だった。

執筆者:中井勝人
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