ただの相談役 気まぐれブログ
一棟一棟 手仕上げ住宅
倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。
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昨日は玉野のO 智家に
セメント瓦の塗装の見積りに
奥さんとチヒロ・チハヤに
スグリを伴って行ってきた。
見積もりといっても実際のものは
慶の社長の門木がしてくれる。
私たちはタマミに逢いに
出掛けたのだ。
タマミは頭を染もせず
サラリとした白髪姿で
私達を出迎えてくれた。
「久しぶりじゃのう‥‥
ババアになったのぅ‥‥
前に屋根を塗ったのは
いつやったかのう‥‥」
「ジジイに言われとうはないわ‥‥
確か2008年じゃったと思うよ」
「そうか‥‥そんな前やったかいのう」
タマミは奥さんの美容師時代の同僚で
旦那のO 智君は私の昔の同僚だった。
二人を結び付けたのは
私たち夫婦であった。
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玄関に絵が飾ってある息子は
未だに独身で
東京でIT関連の仕事をしている。
看護師をしていた娘は外科医と結婚し
孫のヒヨリを連れて今年の3月に
愛媛に引越して行ったそうな。
今年中学生になった孫のヒヨリは
O 智夫婦と娘が
敢てシングルマザーとなることを選択して
産み育ててきた宝だった。
「別れがこんなに辛いとは思わんかった‥」
タマミは何度も呟いていた。
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タマミは64歳になり仕事はやめ
運送の仕事を続けているO 智君は今
バイクに嵌まっているのだと聞いた。
家の中には
特にO 智君の私室には
孫のヒヨリの写真が
所狭しと張り巡らされていた。
我が娘のように手塩にかけて育てた
O 智夫婦の孫への溺愛が偲ばれた。
O 智君の
嵌まっているというバイクの
車体に孫が書いた落書きが
残されていた。
ほほ笑ましく切なかった。
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昼食は帰宅途中の
海の見えるカフェ
Cafe Dining Sea Ray で
パスタを食べた。
昼食代はチヒロが出してくれた。
奥さんも娘たちも
『また来たい店だ』と言っていた。
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昨日は孫たちに本を
買ってやる日でもあった。
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宮脇書店マスカット店では
私も眼についた本を一冊買った。
『言語の本質
言葉はどう産まれ、進化したか
(今井むつみ 秋田喜美 著・
中公新書)』
暫らくは積読のが分かっていて
買ってしまった。