ただの相談役 気まぐれブログ
手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。
「お父さん‥‥少し臭いよ
水を代えてやらないと‥‥」


奥さんがうるさいので
昨日は朝一番の涼しいうちに
カメの水槽の水替えをした。
子ガメたちの母ガメはウンキュウガメで
イシガメとクサガメのハーフなもので
イシガメの清流好きが遺伝している。
この数日 水に浸からないでいた。
新しい水になると 早速
水槽に飛び込んで泳ぎまくり
餌も存分に食べていた。

昼過ぎにヒロトとカズトが
遊びに来た。
母親のチヒロは昼から
接客だそうな。
「昼ご飯は食べたんか?」
「ウゥ~ン‥‥」
2人の孫は曖昧に首を振った。
「ほんとかなぁ~」
疑いながら
奥さんはポップコーンを
作ってやっていた。
2人は趣味部屋で
ユーチューブを見ながら
ポップコーンを摘まんでいた。

「暑いから夕飯を作りたくないな」
奥さんがなげくように言うので
コスモスで冷凍食品の
大盛りナポリタンを買ってきた。
「オマエ‥‥
中はまだ凍ってるじゃないか‼」
夕食時に出てきたナポリタンは
差したフォークはが冷たくなった。
「ソオ~ォ‥‥指定通りの時間
あっためたのにねぇ~」
「あっためたら中まで熱いか
麺をほくしてから出すのが
常識だろうが‥‥‼‼」
「あゝ怖い‥‥
また体当たりされる‥‥」
『それを言うなら
八つ当たりだろう‥‥』
思ったが黙って
温め直したナポリタンを受け取った。
怒りっ放しでいるのも
馬鹿らしくなって
黙々と麺を口に運んで
焼酎のロックで
喉の奥に流し込んだ。
「残ったひとつは
ヒロちゃんにやろおっと‥‥」
奥さんは嫌味を呟いていた。