ただの相談役 気まぐれブログ
手間暇かける家造り
家の町医者ユーリン・ホーム。
私は禁煙宣言をした日を覚えている。
2014年11月7日だ。
臍の緒の乾かない捨て猫たちを育て
早島のM 手さんに引き取って戴いたのが
11月の8日だった。
「煙草は知性と教養に反比例する」
東京の同窓会では喫煙を愚弄された。
その東京の大学の友人3名が
来岡したのも同日だった。
その前日の夜に
高校時代から吸い始めて
最盛期には1日3箱を
空にしていた煙草の
最後の1本を吸い上げて宣言したのだ。
「これで煙草はやめる」
奥さんが家中行く先々の灰皿を
全て始末したのを覚えている。
その灰皿の中の三つだけは
今も手元にある。
今朝の目覚めの前
夢の中で無性に煙草を吸いたくなり
『煙草の前には灰皿だ』と
その三つの灰皿を探したのだ。

ガラスの灰皿。
彼女が東京に行く私にくれた灰皿。

大学卒業時に私を送りがてら
京都で遊んだ神谷・小林両君と
丹波て買った立杭焼きの灰皿。

チヒロが最初の給料で
祖父・勝さんにプレゼントをした
備前焼の灰皿。
どれも小品で灰皿としては使っておらず
奥さんのお目こぼしを頂いたようだ。
ただ
そんな灰皿が室内に有ることを
私は頭の片隅で覚えていて
今朝の夢の中での喫煙前に
探していたのだ。
そして 困ったことに
煙草を吸いたいという欲求は
未だに私の脳裏に残っている。
ある薬物中毒者の話を思い出す。
「シャブを止めたと言う者に
止めた者はいない‥‥
止めている者は我慢していると言うものだ」
昨朝の夢でその者の言を実感した。
煙草を吸わなくなって10年以上が経つのに
『私はまだ喫煙を我慢している』のだと。
中毒とは恐ろしいものだ。

昨日
奈良の吉野に住む母方の従弟の
奥さんから暑中見舞いの絵葉書を貰った。
夏らしくて優しい絵柄で嬉しいことだ。

私の好きなシダの中でも
特別に愛でているリュウビンタイの
ゴツゴツとした岩のような株元から
ゼンマイを巻いたような新芽が
伸びてきた。

新芽は長く大きく伸びて
南国的でエキゾチックな姿に
なってくれるだろう。

「慶塗装のK木君から頂いた‥‥」
チハヤが帰宅途中に立ち寄って
お裾分けを置いて行ってくれた。
K 木君‥‥何時も有難う。