スタッフブログ

幼い頃の思い出と小さい子
201202.22

kozeniire.JPG
突然ですが、
写真の袋は
私が7歳の夏休み
叔母さんからいただいたものです。

23年間、小銭入れとして使っています。

染みはあるし、
ほつれている部分もでてきて
ちょっと小汚いのですが
まだ使えるので使っています。

この小銭入れには、私の中で強烈な思い出があります。

夏休みに、従姉妹、私、妹のたぶん3人に
叔母さんが手渡してくれたのですが
そのとき私だけ「ありがとう」って言わなかったんだったか
『「ありがとう」って言いなさい』と注意されました。

ただ、私は、「ありがとう」を強要されたのが腹立たしかったのか
言ったのに、言ってないと言われたのが腹立たしかったのか
照れくさかったのか
(叔母さんに「ありがとう」を言うぐらいなら)
「要らない」と言ったように記憶しています。

その後、怒られたのか、とか、泣いたのか、とかそのあたりは曖昧ですが。

覚えているのは
不貞腐れて寝転んでいる幼い私に
叔母さんが観念したように「ほら」と渡してくれたこと。

意地っ張りの私は、それでも
「ありがとう」って言わなかったんじゃないかなぁ。

今もそうですが、可愛げの無い娘でした。

それでも今なら、すぐに「ありがとう」って言うし
言い忘れて「ありがとうは?」と注意されたら
「あれ、言わなかったっけ? ごめん。ありがとう」
ぐらいの返事はできると思います。

成長したなぁ。

急にこんなことを思い出したのは
お客様の家でお子さんが
私があげたものに対して、

お母さんに「ありがとうは?」と
注意されていたのを見て。

その子もちょっとぐずって
最後の最後、玄関で
「ありがとう」って言ってました。

私と違って、素直でいい子。

感謝の気持ちがないわけでも
「ありがとう」って言いたくないわけでもないのは
充分分かっているので、
見ていてとっても愛おしかったです。

分かる、分かるよと抱きしめたい気分でした。

小さいお子さんを見ていると
幼かった頃の自分をよく思い出します。

意地っ張りで可愛げのない私。

お子さんたちは、幼い頃の私より
よっぽど可愛いのですが、
幼い頃の自分の気持ちをいろいろと思い出し
見ていて何だか無償に愛おしくなります。

私の知っている全てのお子さんたちが
苦労を経験しつつも、幸せになってほしい、と
心から願っています。

執筆者:片岡千尋
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