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「嫌な女」
201404.06
「県庁の星」の作者、桂望実さんの「嫌な女」。
「県庁の星」、と書いたけど読んだことがないので
桂さんの本は初めてです。
あぁ、夏子になりたかった、と思いながら
読んでいました。
男を虜にし、金を出させ、役に立たなくなったら
ポイと捨てる女。
でも、憎めない女。
女からは嫌われる女。
そんな夏子の尻ぬぐいをさせられる遠縁の弁護士、徹子。
どちらかというと、私はこのタイプで、
でも徹子の人生も良いもんだと思えるラスト。
30歳を過ぎた私ですが、30年後に読んだら
さらにグッとくるかもしれないなぁと思う１冊でした。
執筆者：片岡千尋
