スタッフブログ

母娘の関係
201511.20

こんばんは。

80%の幸せと20%の気がかりで
できている千です。

20%の気がかりは、ほとんどが祖母のこと。

そして、祖母のことを思うと、
連鎖反応で氷室冴子さんのエッセイを思い出します。

結婚させたいお母さんと、
独身のままほっておいてほしい娘(著者)との確執を書いた
「冴子の母娘草」。

中学生か高校生の頃に読んだけれど、
面白くて、折につれて再読しています。

私自身には母との確執なんてものが全くなく、
良い意味で自由気ままに育ってきたので、
母娘の確執なんて他人事でした。

が、三十路を過ぎて、祖母との関係に
若干頭を悩ますようになってきた。

強烈な母を持った娘は
苦労するんだろうなぁ。
氷室さんは大変だったろうなぁ。
私はせめて、祖母が祖母で良かったと
思わないといけないんだろうなぁと
(尾崎の歌詞みたい…)
いろいろとしみじみ思っています。

祖母はしょっちゅう
「死にたい、死にたい」
「ベランダから飛び降りて死んでしまいたい」
などと言います。

さすがに、施設で老人がベランダから転落死した
事件が起きた頃には、
「今飛び降りたら、施設に迷惑がかかるから
 やめた方が良いよ」と真剣にアドバイスをしました。

施設も去年の10月に入って
1年間で何度「出たい」と言ったか。

同じ施設内で部屋を変わりたい、と言いだし、
契約してやめたこともあります。

「迷惑をかけたくない」と殊勝なことを言う割りに
ぶんぶん振り回してくれる祖母。


何でしょうね、好きだし気になるけど
遠くで見守っていたい、この感じ。

今日は、姪が訪ねてきてくれたようで、
「しんどいわ」と言いながら、嬉しそうに
電話をかけてきました。

祖母の姪は、若いころ世話になったとかで
祖母のすぐ下の妹の子どもと、末っ子の弟の子どもである
2人の姪が、たまに県外からわざわざ訪ねてきてくれます。

本当に有難いことです。


「死にたい」とかばっかり言って
相手を嫌な気分にさせて
もう来てくれない、なんてことがないように
してくれたらいいなぁと祈ります。

距離が近くても、優しくできたらいいのになぁと思うけれど、
難しいですね、家族って。

執筆者:片岡千尋
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