お知らせ

家の消費税を還付せよ
200907.10

こんにちは、「住宅プランナー」のガマ仙人です。

 

メル・ギブソンという俳優がいます。

 

彼の主演映画「リーサルウェポン」の中で、

同僚刑事・マークスが自分の家を売ろうとするシーンがある。

 

「この家は、以前車が突っ込んできた」

不動産業者にメル・ギブソンがばらします。

 

アメリカの不動産業者は、飼い主に売り家の修理・改修工事等についても

全て告知する義務があるのですね。

 

これが「住宅履歴書」なのです。

 

昨日「長期優良住宅」の講習を受けた時、この「住宅履歴書」が

日本でも作れられるであろうという話がでました。

 

中古住宅市場の確立と活性化が目的なのでしょう。

 

しかし、日本で住宅を大衆消費財と考えているのは国ですよ。

だから住宅には消費税をかけている。

不動産ではないのです。

 

その癖、不動産取得税もとる。

 

いい加減にしろと言いたいですね。

 

日本で中古住宅市場を確立しようと考えれば、

住む人がもっと家のメンテナンスをしなければいけませんよ。

 

そして、土地がもっと安くならなければいけない。

 

さらに言えば、日本人が年収・家族構成の変化と共に家を住み替えていく気安さを

もたなければいけないと思います。

 

でないと「家をつぶして更地にした方が、土地は高く売れますよ」

ということになってしまう。

 

国は住宅の消費税をとってもいいですが、

同じ住宅のメンテナンスにお金を使ったら、消費税から還付して

欲しいものですよ。

 

「住宅履歴書」からそんなことを考えました。

執筆者:片岡千尋
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