ただの相談役 気まぐれブログ
こんにちは「倉敷の工務店ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。
小中井君と奥さんが津山の占い師さんの所に行った時
私の背後に『穏和な老人の姿が見える』と言われた。
その老人が私を見守ってくれていると言う。
私はその人が京都で大工の棟梁をしていた祖父だと確信している。
高校3年生の時、その祖父が請け負った家に行った事がある。
偶然であった。
同級生の家に遊びに行き「中井です」と自己紹介すると
「もしかして、『大喜の棟梁』のお孫さん?」
その家のお婆さんが尋ねてこられた。
「大喜さんはほんと、ええ棟梁やった。
建ててもろおて25年になるけど
家にチョビットの狂いも無い。
生きてはる時はチョイチョイ家を見に来てくれたはったのに
若こうして死なはって残念な事やなぁ」
もしかしたら、この時のお婆さんの言葉が
私に建築会社を創らせる力を与えてくれたのかもしれない。
祖父は63歳、私が小学5年生の時にガンで無くなった。
私も来年は祖父の年になる。
死んだ後、残念がってくださる方がおられる様に
「名を惜しむ人生」を送りたいと考えている。
そして、毎月の墓参りでは
「私の家族と建てていただいたお客様ご一家」
の健康と幸福を願って祖父に手を合わせている。
「家造りは幸せの器創り」
私も祖父の願いの分かる歳になったのだと思う。