ただの相談役 気まぐれブログ

善作鑿
201203.21

こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の

ガマはガマでもワガママのガマです。

 

20の『K様邸の棟上げ』は無事に終わりました。

 

雨男のH棟梁に、晴男・晴女のガマ・小中井監督組みが勝ち

今回も雨は降りませんでした。

 

これで3連勝です。

 

 

今回の手伝いの大工連中は物静かで仕事熱心な人たちでした。

 

 

休憩時間なども大工道具の事で話の花を咲かせていました。

 

 

ある工務店が大工採用に当たって「道具を見せて欲しい」と言ったところ

「これです」と電動工具のインパクトを持ってきた大工もいるという時代です。

 

 

 

大工道具を見せ合ったり、手に取り合ったりしている

大工連中を見ているとこちらの心も和んできました。

 


 


zensaku1.JPGそこで、
いつも車のトランクに積んである
『鑿(のみ)の束』を持ち出し

「これは京都で棟梁をしていた

 ボクの爺さんの遺品なんだけど」

と大工連中に見せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

すると1人が10本の『鑿』の中から、すっと1本を抜き取り

「ああ、善作じゃわ、久しぶりに見るわ」と言うではありませんか。

 

 


zensaku2.JPG

 

 

「これ、こんな状態でもウン万円ですぐに売れるよ。

 惜しいなぁ柄も黒檀じゃのに」

 

その表情にはありありと無念さが漂っていましたが

祖父の残してくれた道具類を玩具にして

使い物に成らなくしてしまったのは私なのでバツが悪かったですね。

 

 

しかし、それ以上に、祖父が良い道具を使う腕の良い棟梁であった事を

教えてもらった気持ちがして嬉しかったですよ。

 

 

 

また、『占い師』に「私の後ろに老人がいて、見守ってくれている」と言われたのですが

100年以上前に造られ、祖父が使いこなしてきた『善作鑿』が

「お客さんに喜ばれる良い家を造れよ」という祖父からのメッセージを

『K様邸の上棟の日』を選んで、私に伝えてくれたのだと思いますよ。

 

 

これもK様のご一家のおかげです。

執筆者:中井勝人
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