ただの相談役 気まぐれブログ

「死」
201207.10

こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の

ガマはガマでもワガママのガマです。

 

還暦を過ぎ、時々「死」を考える。

 

私にとって「死」は身近である。

 

 

今年満90歳の父と満85歳の母と共に

生活しているから尚の事である。

 

 

出来うれば「逆順の不幸」は避けたいが

こればかりは「神のみぞ知る」運命である。

 

 

いつ何時「死神」が握手を求めて来るかは分からない

その時には躊躇せずに潔く応じようと決めている。

 

 

活きる為に足掻(あが)くような

みっともない事だけはするまいと考えている。

 

 

しかし、活かされている間は

人に威張らず、おもねらず

清潔に活きたいと思う。

 

 

我欲にとらわれた貪官汚吏(たんかんおり)のように

薄汚いのに紳士面をし

小心なのに傲岸な態度の活き方をしたくない。

 

 

「死神」に手招きしてもらっても納得できるのは

新聞雑誌の「書評欄」を読まなくなった時

動植物の活動や成長に興味を持てなくなった時

一人酒で「肴(さかな)」を自分で造る意欲を失った時

奥さんを守ってやろうという気概を忘れた時

そうした時には「死神」の手招きに従おうと思う。

 

 

「我儘で自分勝手で気の短い人だったけれど

 少し魅力的な人だった」

 

その時にはそんな風に回想し

「一掬の涙」を手向けてもらいたい。

執筆者:中井勝人
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