ただの相談役 気まぐれブログ

銀行の無謬性
201207.12

こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の

ガマはガマでもワガママのガマです。

 

山陽新聞の朝刊(12日)に『同姓同名で預金引き出した会社員』

 

『拘留請求却下 簡裁認める』『岡山 弁護人「事件でなく勘違い」』

 

この記事の内容は

 

Y会社員が岡山市の銀行支店で払い戻しの書類などを偽造し、

 現金約127万円を引き出したとして10日、岡山中央署に逮捕された』事件のことで

 

問題はお金ウンヌンではなく、どうしてY会社員が通帳を作れたかなのです。

 

記事には初めに 

『同姓同名で生年月日も同じ男性に成り済まし』と書かれていますが

 

記事の中程に

『新たな口座を開設する際、運転免許証などで身元を確認した行員は

 「既に講座がある」と回答。銀行側は「間違いない」「問題ない」と応じた。

 Y会社員は、行員の指示に従うまま通帳の紛失届や住所変更、再発行の手続きをした』

 

これを読む限り、通帳を作らせたのは銀行です。

 

 

『弁護人は「単なる預金事故。銀行側は被害届を出す前に誤りを認めて事情を説明し、

 引き出された預金の返還を促せば済むことだった」と主張している』

 

 

当たり前の主張なのですが、銀行側はおのれの手続き上の失敗を隠すために

Y会社員を詐欺容疑で告訴したのですからひどい話です。

 

 

私がこの記事に興味を惹かれたのは、うちの奥さんが同じような目にあったからです。

 

 

 

神戸で美容師をしていた奥さんがUターンしてきて

銀行口座を岡山支店に移して4年も経った頃、

私と結婚をして苗字が変わり、住所も変わっているので探すのに苦労したのでしょうが

突然、支店から電話があり「盗ったお金を返せ」と言ってきたのです。

 

 

帰宅すると奥さんが泣きながら「泥棒だと言われた」と私に訴えてきました。

 

 

支店から再度電話があった時に私が怒鳴り上げますと

すぐに支店長と副支店長が駆けつけて事情を詳しく説明しました。

 

 

奥さんの場合は、ある人が東京の大学に行っていた息子さんの仕送り用に作った口座から

奥さんが独身の時に組んだ「グアム島旅行のローン」が落とされていたのだそうで、

今までわからなかったのは卒業後も口座をそのままにして置かれたからだそうです。

 

 

それにしても、全く落ち度のない奥さんを「盗っ人呼ばわり」したのですから

この度のY会社員に対する銀行側の対応は当然の行為なのでしょう。

 

組織がおのれの無謬(むびゅう)性をゴリ押しすると怖いですね。

 

 

今回の記事で思い出したことがもう一つありました。

 

私は奥さんに20数万円を貸したままでした。

 

(お母さん、返してくれ~)

執筆者:中井勝人
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