ただの相談役 気まぐれブログ

トコトコトコトコ、アズキは歩く
201209.30

こんにちは「倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の

ガマはガマでもワガママのガマです。

今朝も4時にアズキと散歩に行きました。

何時ものように『名も知らぬ祠』に手を合わせて帰路についた時

草むらに駆け込んでオシッコしたアズキが飛び出してきて

私の横をすり抜けて前に出ました。

その瞬間、私のズボンの裾を何かが「パッシ」と払ったのです。

アズキが草むらで何かを見つけ

それが驚いて飛び出してきて当たったのかと

ギクっとして足元を見ました。

ネコなのか?

ヌートリアなのか?

暗くて分かりませんでした。

アズキはトコトコトコトコと前を歩いて行きます。

私は気色が悪くて

後ろを振り返り振り返り

アズキの後をついていきました。

しかし、あまりにアズキが離れ過ぎるので

伸縮リードを引張てみてビックリしました。

伸縮リードの先にアズキの首輪が

ぶら下がっているではありませんか。

どうした加減でなのか

首輪の留め金が外れ

アズキの首から抜け落ちたようなのです。

その瞬間に伸縮リードに引き込まれ

首輪が私のズボンの裾を払ったと推測されました。

それで安心しましたが

気がつくとアズキは首輪がないのも知らぬ気に

随分遠くをトコトコトコトコと足取りを乱さずに歩いています。

焦りました。

40年以上も昔のことですが

こんなふうに犬の首輪が外れ

愛犬を失ったことがありました。

ヨーキーと雑種のハーフで

真っ黒で2キロほどの小さな犬で

「コク」と呼んで可愛がっていました。

寝るのも起きるのもいつも一緒。

ある日、気紛れに朝の散歩に連れ出し

薄暗闇の中で姿を見失い

それが最後となりました。

何日も何日も探し回りましたが

二度と会うことがなく

それが未だに胸の痛みになっています。

ペットはどんなペットであっても

絶対に死に目に会っておかなくてはいけません。

コクのことが、一瞬、脳裏によぎり

私は急いでアズキを追いかけました。

名前を呼ぶことはしませんでした。

必死で名前を呼ばれると

犬は叱られているように考えて逃げるのです。

コクの時がそうでした。

私は足早にではあるけれど

黙ってアズキの後ろを付いていきました。

アズキはトコトコトコトコいつもの道を歩き

汐入橋を渡り

道を横切り

我が家の門扉の前で

静かに座って

私を待っていました。

愛しさと安心で涙が頬を濡らしました。

今日の散歩の後の褒美は

ジャーキー3本でした。

 

 

 

執筆者:中井勝人
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