ただの相談役 気まぐれブログ

シロアリ詐欺
201211.16

こんにちは「少人数で頑張っている
倉敷の工務店 ユーリン・ホーム」の
ガマはガマでもワガママのガマです。

「詐欺とペテンの大百科(青土社)」

シロアリ詐欺    家屋修理詐欺

 家がシロアリに寄生されていて、いつ倒壊してもおかしくないと家屋の所有者に思い込ませる方法は何十通りもある。よくあるのは、家屋修理詐欺師がシロアリの入った瓶かシロアリの寄生している木片を持ち歩いていて、家に投入する手口である。『それは詐欺だ』の著者である大家モーリス・ビームの言葉によれば、シロアリ詐欺は「全ての日常詐欺の中でも、最も古く法に忠実なものの一つである」。法に忠実というよりも法的な規制があまりないのである。
 シロアリに対する恐怖は家を売ろうとしている者に特に顕著である。多くの司法管轄区では、シロアリの駆除が条件付捺印証書の手続きに必須だからである。残念ながら、シロアリの「検査」と「駆除」は滅多に地方政府の検査官のお墨付きをもらえない。
 おそらくもっとも重大なのは、シロアリの「脅威」と、それに対し何ができて何ができないかを本当に理解している家の所有者が少ししかいないという事実だろう。それどころか、彼らは家が危険だという脅し文句の売り込みにさらされ、セールスマンのいうサービスが「限定的」で、使用する薬品は「安全」(他社のは安全でないと言外に匂わせる)だと言われて安心してしまう。
 実際には、料金に関係なくシロアリ「防除」の範囲は限られており、薬剤の散布や燻蒸は、その料金ほどには効力がない。このような方法による駆除はせいぜい一時的な効果しか持たない。最も効果的なシロアリ防除法は建物を建てる時に使用されるものである。
 シロアリにかじられた建物が崩壊することが危険なのではない(ちなみに、シロアリは木の繊維を食べるのではなく、繊維をくっつけているセルロースを食べるのである)。実際、そのような事例は少数の研究者が一度か二度発見できるかどうかだろう。シロアリ防除の作業員や製造業者が家の所有者に告げないのは、一度破壊されてしまった木材は薬剤の散布では修復できないということである。本当のシロアリ防除ができるのは、被害に遭った部分を取り替えられる大工である。

少し長い文章でしたが、防蟻のことに触れてありましたので、書いておきました。
日本では「シロアリ駆除」が詐欺に当たるという発想がないように思います。
高温多湿でシロアリはどこにでも居ますし、わざわざ「シロアリ」を持っていかなくても
見つけるのは簡単です。
家の基礎がベタ基礎になってきてシロアリが出にくくなってきていますから
今後は「シロアリがいましたよ」と言われた時には「持ち込み」を疑うべきかもしれませんね。

 

執筆者:中井勝人
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