ただの相談役 気まぐれブログ

近代政治家評伝
201511.10

35年のローンを組んでも、建てて良かったユーリンの家。
ユーリン・ホームのガマはガマでもワガママのガマです。

『近代政治家評伝・山縣有朋から東条英機まで(阿部眞之助 著・文春学藝ライブラリー)』

1冊の本を通読する合い間合い間に
政治家を一人一人読んでいき
けっこう時間をかけて読み終わりました。

私が歴史上知っている政治家を
辛辣に扱き下ろしていました。

痛快でした。

【帯】
yamagata.jpg 山縣有朋がこんな淋しい人生を耐え忍んだのは、
ただこれ彼の権勢欲のさせたことだった。

私は山縣には良い印象は持っていません。
明治の元老ではありますが陰湿で
日本陸軍の体質は山縣のDNAを
受け継いだものではないかと
思っています。

ookubo.jpg 賢妻(大久保利通)は、凶暴なる夫(西郷隆盛)に対し、
直言を恐れなかった。

私は大久保を毛沢東に対する
周恩来のような捉え方をしてしまいます。

清廉潔白で権勢欲はなかった感じがします。

そこが同じ陰性でも山縣に無い清々しさを
感じるところです。

itou.jpg 伊藤博文の偉大性はどこにあるのか。
評伝を書くために探したが、どこにも見当たらなかった。

伊藤はただの好色漢だったと
糞味噌に書かれていました。

私は明治の好ましい政治家では
一番だと思っているのですがね。

ookuma.jpg 大隈重信の、今日の客から得た知識を我が物にして
明日の客に披露する方法は、晩年まで続いた。

大隈と言えば板垣退助との自由民権運動を
発想します。

私は板垣の方が断然好きです。     

                                                      

toujou.jpg 
東條英機
は部下を愛して親身も及ばぬ世話をした。
これが陸軍の巨頭となる因縁となった。

ヒットラーがおらず
ムッソリーニがおらず
スターリンがおらず
毛沢東がおらず
虐殺もなく
東條のような一軍人官僚が
一国を戦争へと駆り立て行ける
日本の体制に不信感を持ちます。

●原敬がキリスト教の信者になったのは、信仰ではなく、生活の便宜からだった。

●犬養毅は、降ってわいた凶変に何の誇張もなく、嫌味もなく、きわめて自然に死んでいった。

●桂太郎は才のない俗物だが、妥協的懐柔策の名人だった。これによって権力の頂点に立った。

執筆者:中井勝人
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