ただの相談役 気まぐれブログ

法治と人治 
201611.04

ユーリン・ホームの建てる家は
断熱材を発泡ウレタン注入にして
長期優良住宅を当り前の標準にしています。

新聞の韓国の朴大統領の『親友疑惑』報道で
高校生の頃に読んだ『文明の生態史観(梅棹忠夫)』の
内容を思い出しました。

その本の中では民主主義の根付いている国々は
過去に封建制度を経験していると書いてありました。

現在の民主主義的法治国家は
歴史的に巨大な文明国の周辺で生まれた国々で
国王と家臣(武士・騎士)がいる封建制度の中で
一所懸命(日本)というような権利と義務の観念が発達してゆき
近代国家における国民の権利と義務になっていったということでした。

そういう意味では
アジアにおいて本当の民主主義的法治国家は
日本だけだということが良く理解できます。

台湾もアジアでは立派な民主主義的法治国家です。

台湾は日清戦争で日本の統治下になるまでは
皇帝の支配する領地ではない『化外の地』とされていました。

台湾は文化文明の及ばない土地だったのですが
日本の統治が私的で恣意的な政治(人治)を許さない
法治の観念を根付かせました。

当時月給60円の日本人の警察官が
職務上のお礼として台湾人から酒2本(15銭)を
奥さんが受けとったために首になり
それがニュースになって
みんなを驚かせたと言います。

日本の敗戦後に「イヌが去りブタが来た」というように
蒋介石の中華民国の統治下では人治による圧政がありました。

台湾人は圧政の下で民主主義的法治国家の良さを再確認し
多くの犠牲の上に選挙で今の体制を造り上げていきました。

私は事大主義に捕らわれずに
民主主義的法治国家を選択した
台湾人の勇気と叡智に敬服します。

帝政・王制・共産制と体制は違っても
一部の者だけが権力を持っている
中央集権国家しか経験のない国に
法治の考えを根付かせることは
難しいのかもしれません。

新聞報道にそんなことを考えました。

執筆者:中井勝人
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