スタッフブログ

とんでもない苦労人・田村さんのお話
201210.04

こんばんは。

日付が変わるまでには、仕事を終えようと思う小中井です。

今日は木曜日なので、
総社の倫理法人会がありました。

二日酔いではなかったけれど、
正直、行くのがダルかった。

でも、行って大正解。

 

倫理法人会では、毎週講話をされる方がいらっしゃいますが、

今回は、愛媛で紙の加工をされている
株式会社 TAMUの田村明美さん。

旦那さんが社長をされていて、
奥様の明美さんの方が倫理法人会でご活躍のようです。

 

この田村さんが、苦労をされてきた方だというのは
少し前におうかがいしていたのですが、

ホント、苦労のてんこ盛りのような人生。

 

家業の紙器製造会社の社長をされていたお父様が
お金を借り、会社の社運がかかった、さぁこれから、
というときに急死。

公務員をされていたご主人さんにも仕事を辞めてもらい、
手伝いに入ってもらったものの

家業をついだお兄さんとの経営方針の違いから、
お母様とご主人さんと3人そろって役員をおろされることに。

数年後、家業が17億円の負債をかかえ倒産。

何とかしようと努力するものの、結局うまくいかず、
1年後、50代の元社員4人と新しくまた紙の会社をおこすことに。

ただ、倒産させた会社の家族だということもあり、信用はなく、
取引は困難だといわれ、会社を作ったものの、仕事もお金もない日々。

そこから、300キロの荷重がかかっても潰れない
紙の容器の開発に成功され、会社を軌道にのせていくという
ドラマのような人生を経験されている方のお話でした。

終わったら、女性の方だし、ご挨拶したいなぁなんて
思っていましたが、涙をこらえるのに必死で、
お話をお聴きした後すぐに帰りました。

この方の苦労に比べたら、私のなんて
お砂糖ぐらい甘い。

それでも、自分が金策や仕事で苦労したことなんかが
蘇ってくるから、妙に泣けてくるんでしょうね。

社長であるお父さんが急死されるなんて、
どんなに不安で辛かっただろう、とか

亡くなったお父様から受け継いだ大切な大切な会社の倒産を
そばで見ているしかできないって、歯がゆかっただろうなぁとか。

神さまは、なにゆえこの方に、そんな苦労をさせるんだろうって
過去のことなのに、関係ないのに、本当に悲しくて。

帰り道も、事務所帰っても、詩吟に行く途中も、
思い出しては勝手に涙が出て困りました。

今がお幸せなら。

心から願います。

 

最近、自分が会社をガマさんと立ち上げたことを
懐かしく思い出します。

大変だったなぁ、
でも、どん底って上がるしかないから楽だったなぁ、と。

さらに、余裕が出てきたのか

ガマさん、辛かっただろうなぁ、と勝手に思ってみたりします。

このことについて、話し合ったことはないのですが。

自分がやりたいと言い始めた会社、
娘に手伝えと言ったものの、仕事のない会社。

当時はガマさんの気持ちなんて考える余裕は
全くなかったけれど、

娘が、自分のせいで苦労している姿を見るのは
親として辛かっただろうなぁと推測されます。

当の娘は、何も思っていなかったりするものですが。

それに、あくまで推測にしか過ぎませんが。

家族経営って、いろいろあるけど
切ろうにも切れない縁の太さが
有難いような、有り難くないような。

田村さんのお話のおかげで、
いつ自分が社長になってもいいように頑張ろうと思いました。
(結局、そこかいっ)

執筆者:片岡千尋
アーカイブarchive

お問い合わせ

土地探し相談も受付中!

電話でお問い合わせ

086-429-1255

受付時間 9:00~18:00

WEBでお問い合わせ

シダのある暮らし
来場予約 資料請求・お問い合わせ
来場予約
資料請求・お問い合わせ