ただの相談役 気まぐれブログ

学問と酒と猫を愛した過激な天才
201811.06

アナタの隣りの工務店 倉敷茶屋町ユーリン・ホーム。

昨日の予測どうり午後になってhyoudennkomurojou11.jpg
注文していた本が届きました。

ただ・・・娘の手違いで『評伝』は
上下巻の上しか注文していなくて
中途半端な気分です。

『大相撲の不思議(内館牧子 著・潮出版社)』
【帯】
「横審の魔女」が、世間の”常識〟に物申す!
「なぜ女性が土俵に上がってはいけないのか」
「横審は日本相撲協会の言いなり?」
「左手で手刀を切ってはいけないワケ」・・・ets
こきみいい「牧子節」が炸裂する!

宗教的考察から、ポロリ事件
そしてキラキラネームまで
知れば知るほど深淵な
大相撲の世界へようこそ!

『評伝 小室直樹 
上・学問と酒と猫を愛した過激な天才
(村上篤直 著・ミネルヴァ書房)』
【帯】
橋爪大三郎氏、絶賛!
 本書は嬉しい。小室博士が躍動している。
  また哀しい。時代は何と冷たいのか。
そして優しい。村上氏の愛ある筆に涙こぼれる。

確かに一気呵成に読ませる『評伝』でした。

本が届き すぐに帰宅して
『評伝』を読み出したのが4時。

7時に夕食を済ませて
8時から寝室に籠り
浅野3時まで読み続けました。

それでも上巻の十五章の内の
十三章までしか読めませんでした。

あと二章を読むと
上巻が終わってしまい
小室博士とお別れになります。

下巻を手にするまで
残りの二章を読み切らずに
上巻を未読にしておこうと
考えています。

小室直樹博士は会津高校で
後の竹下派七奉行の一人
渡部恒三代議士と同窓でした。

恒三氏の家は醤油醸造の素封家でした。

高校生の頃 渡辺氏が帰郷し
同道した小室氏を紹介しました。

「お母(が)さま、ただ今けえってきやした。これが小室直樹君だし」
そう紹介されたあと、小室は、つい常々思っていたことをいった。
「あのなし、お母(が)さま。恒三は何でこんなに頭が悪いんだべなし」。

全編に このような小室博士の
世間的常識を逸脱した挿話を織り込みながら
数学・経済学・政治学に置ける天才的実績を
記している『評伝』は面白すぎました。

過激な天才の逸話は面白くもあり
はた迷惑でもあり・・・ですね。

執筆者:中井勝人
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